柔術家と付き合う女性がやるべきこと3つ

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たまたま付き合った人が柔術家だった。そんなときあなたはどうしますか? 今回は柔術家と恋愛することで生じる問題について取り上げてみました。

女性の読者からこんな質問をもらいました。ありがとうございます。

彼(恋人)が柔術の話をしてきます。

私は格闘技が苦手で柔術も全くわかりませんでしたが、彼の好きな事を知りたいので、試合も応援に行ったり柔術関連のブログを見たり知識を深める努力はしたつもりですが、柔術の経験もないため試合の出来や理論的な話を聞かれても自分が感じた事しか伝えられません。

それが彼にとっては的はずれな答えなので機嫌が悪くなるのです。わからないと答えると「お前と柔術の話してもツマンナイ」と不機嫌に。

試合に負けた時は次がんばろ!と言うと
「お前にそんな事いわれたくない」
体調悪かったから仕方ないよと言うと
「疲れていない日なんてない!」
何も言わないと
「興味ないもんね、言ってもわからないからもう何も話したくない」
と、何を言っても当たり散らして来る始末で。応援したい気持ちはありますが負けた時に人格否定までされ嫌な気持ちになるので、最近は柔術の話に触れるのも嫌になってきました。

スパー中の彼はカッコイイし、色々なものを我慢して柔術に取り組む姿は本当に尊敬しています。彼が柔術優先なのは特に苦ではありません。ですが、柔術の話題に触れないまま付き合っては行けないと思います。

そこで質問ですが、柔術のわからない彼女に対してどんな返答を求めているのか教えて下さい。試合で負けたあとはどんな言葉をかけたら良いでしょうか…。

別れようとも思いましたが、試合や練習がうまくいかない時だけなので当たり散らしたいのだろうと思い受け止めています。でももう心が折れそうです。

面白い質問ですね。これってもしかすると、柔術に限らず、格闘技を理解できない女子のあるある話じゃないでしょうか。

では僕なりの答えを返していきたいと思います。

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1、柔術家の男を理解するには、柔術をするのが一番!

格闘技が苦手な女性にとってはかなり無茶な話ですが、柔術を理解する、あるいは柔術をやっている男の気持ちを理解するには、自分も一度でいいから柔術の練習を体験するのが一番です。

柔術の世界では、道場内で出会ってカップルになったり、あるいは夫婦で練習をしている人もいます。そういう人たちを見ると、素直に「いいなぁ」って思うんですよ。みなさん仲が良さそうだし。

でも普通に考えても、同じ趣味を持ち、一緒に汗を流していたら、そりゃあ仲良くなるよって感じがしませんか?

好きな人と一緒に汗を掻くって、いわば一緒にジョギングしたり、ビーチバレーしたりっていうことと同じで、それがたまたま柔術だったというだけです。僕はぜひともカップルでやるべきだと思いますね。

そしたら今のようなぎくしゃくはなくなるだろうし、女性として柔術に取り組んでいるあなたのことを彼氏も尊敬の眼差しで見るようになるでしょう。たとえそうならなくても、少なくとも「お前と柔術の話してもツマンナイ」とは言われなくなるでしょう。

また、柔術をやっているときこそ、彼の本当の姿が見えてくるかもしれませんよ。練習中、他の生徒に対してどんな感じで接しているのかとか、真面目に先生の指導を聞いているのかとか、技練をさぼっていないかとか、下の帯の人たちに威張ってないかとか。

そういうのを実際、練習する人間の立場として見ると面白いと思います。もし練習中の彼がすごく嫌な奴だったら、今すぐ別れましょう。

2、もし興味がないなら口を出さないのが賢明

もし自分には格闘技なんて無理というのなら、口を出さないのが賢い選択かもしれません。もし彼氏が望んでいないのなら、わざわざ試合を見に行く必要もないかと思うんですよ。

男目線で言わせてもらうと、確かにときどき女性の的外れなコメントにムカッとすることってあるんです。これは何も柔術に限ったことじゃないんですけど、女性からしたら何気ない一言でも、男からすると、「お前、知らないだろ!知らないなら言うなよ」っていうのがあるんです。

いるじゃないですか。ボクサーを志している人にさらっと「殴られて痛くないの?やめたほうがいいよ」とか温度差の激しいこと言う人。

サッカーW杯をわざわざ外国にまで見に行ってるのに「オフサイドって何?」みたいなことを言う人。

質問者の方もそういうことをさらっと言っちゃってる可能性がなきにしもあらずです。もしかして試合直後に「ガードって何? スイープって美味しいの?」とか言ってないですよね? まあ、それはそれで可愛いけど。

何が正解かというと難しいけど、彼氏は黙って影ながら応援してくれるのを望んでいるのかもしれないですね。試合が終わったら「お疲れ様」とだけ、声をかけてもらいたいのかもしれません。

ただ、機嫌を悪くして、当り散らすのはいただけないですね。試合に負けても、「あー悔しい。でもまた明日から練習してもっと強くなるぞー。さあ、美味しいものでも食べに行こうか」っていうぐらい切り替えの早い人のほうがいいんですけどね。

なかなか人間そうはいかないものです。試合のためにずっと厳しい練習をしてきたっていうのがあるから、むしゃくしたり、自己嫌悪に陥ったり、色んな感情をぶつけたくなる人もいるはずです。

そういうときはそっとしておくしかないです。無視しましょう。

3、柔術家と付き合っても柔術の話題に触れないまま付き合えばいい

自分で柔術をする気にはなれないし、中途半端に知識をつけても怒られるし、だったらどうすればいいのか。ずばり、柔術の話題に触れずに付き合えばいいと思います。

柔術の話題に触れないまま付き合っては行けないと思います。

という考えは捨てましょう。

自分事で恐縮ですが、僕には嫁がいて、彼女は僕の柔術の練習や試合を見たこともないし、動画ですら柔術というものを見たことが一度もありません。なので柔術の話は一切しません。ただ、練習に行く前に「行ってらっしゃい」というだけです。

基本、僕の嫁は柔術に興味ないみたいです。だから僕も嫁に柔術の話は一切しません。それでも関係って十分に成り立ちますよ。

もし彼氏が柔術をしている俺をもっと理解してくれと言うのなら、それはまだまだあなたの前で格好付けているんでしょう。

できれば試合に勝つところを見せたい。でも口出しはして欲しくないっていうんだったら、それは彼の自意識とエゴです。

男にとって柔術はライフワークだとしても女にとっては別に大したことじゃないかもしれない。それならそれでいいんですよ。

逆に男だって女が大切にしてることにとことん付き合いきれるかって言ったら無理だから。もし二人で一緒に柔術ができたら最高だけど無理だったらお互いに好きなことやりましょう。

それで成り立たないような関係だったら、それまでの仲だってことです。

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柔術マン

黒帯、柔術暦20年以上。

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