柔術の帯は誰が連盟に登録するの?そもそも登録するべき?

この記事は 約4 分で読めます。

ブラジリアン柔術の色帯をもらったときにどうするべきか分からない人のためにそれぞれの状況に合わせた「やるべきこと」を紹介します。

読者の方からこんな質問をいただきました。ありがとうございます。

はじめまして、Tと申します。
青帯を取得すると授与者が連盟に登録されたりするのでしょうか?
もしどこかに登録される場合、誰から授与されたかは重要なのでしょうか?

それぞれ二つの違う質問なので二回に分けて解説していきます。ここでは「誰が連盟に登録するか」について解説していきたいと思います。

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柔術の帯(会員カード)は基本自分で連盟に登録する

結論からいうと、指導者、または授与者が日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)に登録するのではなく、本人がやることになります。

しかし「帯を登録する」というと語弊があるかもしれませんね。連盟への登録はむしろJBJJF主催・公認大会に出場するために会員カードを作るのが目的だからです。(主催大会に出場するには会員登録は必須。公認大会だと出場費が割引になります)

また、国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)が主催する海外の大会に出場するにはIBJJFの会員カードを作る必要があります。

いずれも日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)の公式サイトから申し込みができますよ。

>>日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)の会員カードを登録する

>>国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)の会員カードを登録する

柔術の試合に出ないなら連盟に登録しなくてもいい

もしあくまでも自分は趣味として柔術をやっているので、試合に出るつもりはない、という人は連盟への登録をする必要(義務)はありません。

または地元の小さな試合には出ても全日本ブラジリアン柔術選手権やIBJJFアジア柔術選手権といった連盟主催の公式大会には出るつもりはないのなら登録する必要はないかと思います。

というのも会員カードの登録、更新には毎年お金がかかるため試合に出る予定がないのなら無駄な出費になってしまうからです。

実際、練習だけを楽しむ一般会員が大多数であることを考えると、会員カードを律儀に作って毎年更新している人のほうが少ないんじゃないでしょうか。

将来、柔術の指導者になりたいなら登録するべき

一方でもし将来的に柔術の指導者になりたいと考えているのなら連盟での会員登録はしておいたほうがいいでしょう。

なぜかというと、無登録のまま黒帯になると黒帯証明書を申請するときに何かと面倒になるからです。

>>黒帯証明書の詳細はこちら

特にIBJJF登録を行ったことのない競技者が、茶帯または黒帯の登録を行う場合、その競技者の帯は仮認定とみなされます。つまりすぐには正式な黒帯とは認められないということです。

下記の場合は仮認定と定める。

初めての登録が黒帯の場合。
初めての登録が茶帯の場合。
紫帯の登録が無い茶帯。
茶帯の登録が無い黒帯。
仮認定の帯は、認定を受けてから2年間は仮認定期間となる。
茶帯の仮認定を受ける場合は、黒帯二段以上の指導者からの認定が必要。
黒帯の仮認定を受ける場合は、黒帯三段以上の指導者からの認定が必要。
仮認定期間は、団体の変更が認められない。
仮認定者は団体指導者に登録が認められない。しかし準指導者としての登録は認められる。
仮認定の黒帯は黒帯認定書の発行が認められない。

引用元(https://www.jbjjf.com/registration/belt/#sixth

黒帯証明書が発行してもらえないことには黒帯の段位を取得することもできず、二段以上取得していないと生徒に黒帯を授与することができなくなります。

また、仮認定期間中は団体指導者として登録が認められないなど、何かと不便です。

まとめ

以上が連盟の登録の解説になります。各自の目的に合わせてやるかやらないかを決めればいいと思います。

試合に出てないのに登録料だけ払っているのならやめればいいし、また出たくなったら更新、あるいは再発行したらいいと思います。

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柔術マン

黒帯、柔術暦20年以上。

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