歳だから柔術が強くならないは言い訳!海外には80歳の生徒がいる

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自分は30歳を超えているからブラジリアン柔術がなかなか強くなれない、40代だから若い人には敵わない、といったことを言う人がよくいますが、それは自分に対する言い訳じゃないですか?

読者の方から質問をいただきました。ありがとうございます。

私は30後半で柔術を始めたこともあって、若い人たちと比べると明らかに体力にハンデがあります。そのせいかいつもやられてばかりでとても悔しく、自分が青帯になれる気がしません。やはり年齢は関係があるんでしょうか?

柔術に年齢は関係あるのか?

率直に言えば年齢は関係あります。確かに30代、40代、50代とそれぞれのステージで違った形で体の衰えを感じるでしょう。怪我も多くなり、その頃には古傷も抱えているかもしれません。そんな状態で10代や20代の若者と体力だけで勝負したら間違いなく負けるでしょう。

しかし柔術は本当に若さと体力だけの戦いなのでしょうか? 技、知識、経験で上回ることは本当にできないのでしょうか。自分に体力がなければ、ほかの部分を補うしかありません。体が小さい人が柔軟性や俊敏性で大きくて強い人に対抗するように体力がない人は極めの力や技の精度を磨いていくという方法もあります。

ただし技術も力も体力も年齢でもハンデを抱えていたら、そのときはやはり分が悪いでしょう。しかしそれを年齢だけのせいにするのはどうかと思います。

あるいはそもそも若者VSおじさんという意識を持つこと自体が間違っているのかもしれません。柔術は何歳になってもできる格闘技と言われていますが、何歳になってもバリバリの現役選手にも勝てる格闘技ということではありません。

大会が体重だけでなく、年齢でもカテゴリーが分かれているように試合、練習に関わらず自分に合った舞台、方法で精一杯戦えばいいのです。そもそもライバルは他人ではなく自分自身なのだから。

海外では30代、40代の柔術家なんて当たり前

海外では30代後半どころかもっと遅くから柔術を始める人がザラにいます。そしてそういう人たちでも真剣にやっている人はかなり強くなります。技術を覚えるだけでなく、柔術を始めたのをきっかけに筋トレもバリバリやって、筋肉ムキムキになるおじさんもいます。

なにもそれは外国人だから元気があるということではありません。もちろん彼らだって自分の年齢や体力の衰えを感じているはずです。ただ、強くなるために自分がやれるだけのことはやるという点においては、「歳だから若者には勝てない」と最初から言い訳している人とは雲泥の差があるのです。

40代や50代になってやっと黒帯をもらう人もいるでしょう。それが遅いか早いかはさほど問題じゃないのです。なにより目標を持って上を目指すというのが大切なんじゃないでしょうか。

僕が海外で実際に出会った柔術家の中で最も年齢が高かったのは80代の老人でした。その人は週に2,3回は必ず道場に顔を出していました。道場に来ると、ほかの生徒たちと気さくに挨拶を交わし、冗談を言ったりしながら、胴着に着替えます。

もちろんみんなと同じメニューはこなしませんが、自分のペースでウォーミングアップなどをして、体が暖まってきたら15,6歳の白帯の少年を捕まえてときどきスパーリングもします。相手はもちろん手加減をしますが、そのスパーリングに勝ち負けはもはや関係がないのです。

実際、彼の熱意は多くのほかの生徒たちを動かしていました。80歳の越える人がこんなに頑張っているんだから、自分にだってもっとできるはずだ、と思った人は少なくないはずです。僕もその一人です。

質問者の方は今一度考えたほうがいいかもしれません。「一体、自分は誰に何を証明しようとしているのか?」ということを。自分の体やコンディションと向き合いながらできる限りを尽くして戦う、それだけで十分に素晴らしくないですか?

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柔術マン

黒帯、柔術暦10年以上。

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